淺野健一 作品画像
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KARMA2011

小さい頃、人は死んだらまた生まれ変わるんだと聞いてとても怖くなったのを、今でも覚えてる。「終わりがない」ということに対して漠然とした不安を抱いてた。それは今でも変わらない。同時によくやってたテレビゲームで感じてた、全ステージをクリアした後で何事もなかったかのように初めから始まるあの絶望感。骨になって死んだキャラクターが三秒後には復活して、また冒険を始める死への希薄感。そもそも入れ物であるキャラクターを選択してゲームの世界に入っていくのは、新たな誕生。それは見た目だけが違う人間の姿を示唆している。ゲームで遊ぶことで死生観が構築されてきた僕は、やはり玩具やゲームをモチーフに死生観を表現してみようと思う。